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ありたその夢日記です

夢みた

車に乗る夢。実家があるところからほど近い田舎道。見渡す限り田んぼのこの風景は中学卒業まで数え切れないくらい見てきた。ただいまこの目に映っている景色には違和感がある。テレビでしか見たことのないようなスポーツカー、車に興味が無いような僕でも格好いいと思うような車体。その車の持ち主は煙草と缶コーヒーが似合う若い男性だった。職業は中学教師。どうやら僕は彼の教え子らしい。ただ僕からしたら全く見覚えのない人物だったが。

軽自動車の後部座席に座っていた僕は、軽自動車を降りてスポーツカーに乗り込んだ。座る時の感覚は脾臓先輩の屋根虚無カーに近く、車高が低いことがわかる。

猛スピード。僕が乗り込むと急発進し時速200kmはゆうに超えるスピードで小学校裏の道を走っていく。あまりにも速すぎていまの感情が恐怖なのか喜びなのか判別が付かなかった。ただ目の前に川が現れたとき、脳内は死の恐怖で埋め尽くされる。「あ、死んだ」。僕は死を確信したがどうやら運転している先生は違うらしい。妖しげに笑いながら「このまま突っ切るぞ」といいアクセル全開で川に向かって突っ込んでいった。

普通に考えれば川に落ちるのだが、僕たちが乗っている車は物理法則を無視して空中を直進していた。思わずマリオカートを連想してしまったが、当たらずとも遠からずらしく先生は「裏技を使ったんだ」と教えてくれた。向こう岸に着いたら相変わらずのスピードで山の方へ向かっていく。

ここで一旦記憶が途切れる。

次に覚えているのは、松村さんが運転する車の後部座席に乗っている光景である。地元の山へ向かう道のり。今度は普通のスピード、時速50kmくらいで進んでいた。松村さんはLINEをしながら運転していて常に「ピコン、ピコン」と音を鳴らしていた。危ないなぁと思いつつ前見て運転してくださいよ、と声をかけたところで目が覚めた。